わたしはこれまで「Photoshop!」と答えることが多かったのです。
理由一つ目。
ここ10年の制作活動の中では、単純に一番利用時間の長いツールだからです。
理由二つ目。
好きな色が青だからです。
ディズニーだとドナルド(青)、サンリオだとタキシードサム(青)、アドビだとフォトショップ(青)
— shizooo🥞 (@shizooo85) 2017年4月9日
こんな具合に、選択肢がある場合に青いカラーのものを選びがち。
もちろんそれだけではなく、わたしとPhotoshopの間にはいろいろな歴史がありました。ただ、ずっと一途に思い続けているというわけでもなく…
はじめてPhotoshopと出会ってから、20年ほど。この記事では、Photoshopとの日々を振り返ってみることにします。
中学〜高校時代
わたしがはじめてAdobeツールに触れたのは中学生になったあたりだったような…
一番はじめにIllustratorで、ほぼほぼ同時期にPhotoshopの存在も知りました。
バージョンはたぶんそれぞれこのあたり。
- Illustrator 8.0
- Photoshop 5.0
この頃のわたしにとって、Illustratorは完全に「お絵かきソフト」という認識。ベジェ曲線の意味や使い方をしっかり把握しないまま、感覚のままにラクガキをして遊んでいました。
母は成績や美術の作品を簡単には褒めてくれないタイプの人なのですが、わたしがIllustratorで描いたスヌーピーのラクガキを褒めてくれて。それがとても嬉しかったのを覚えています。
そんなわけで、この頃のわたしは完全にIllustrator派!
高校生になって少し写真にも興味が湧いてきた頃にPhotoshopを少しだけ触ってみたものの、Illustrator愛には敵いませんでした。
Photoshopとの距離はまだまだ。。。
大学生時代(前半)
大学生になると、サークル活動でまちづくり・まちおこしのようなことに参加するようになりました。 この頃に大活躍したのがやっぱりIllustrator。
イベントごとのポスターやチラシ、地域を盛り上げるためのフリーペーパー、メンバーの名刺…などなどを作る機会が多かったのです。
完全に趣味として、なんにでもIllustratorを使ってしまう傾向もありました。 たとえば毎年自作の手帳を作っていて、そのテンプレートはIllustratorで。
あれれ、全然Photoshopの話になりませんね。。。
大学生時代(後半)
Photoshopへの思いが芽生えはじめたのは、大学生後半のことでした。
この頃の一番の趣味はフィルム写真!
カメラ費用を捻出するためにアルバイトをガンガンしていました。普通に写真屋でL判にプリントするのはもちろんなのですが、お気に入りの写真でいろいろとオリジナルアイテムを作ったりすることに興味を持ち、手に入れたのが本格的なスキャナ。
フィルムからスキャニングして加工して…みたいなことを始めたので、Photoshop愛が急上昇!
撮影した写真を、ノートパソコン用の壁紙やガラケーの待受に加工したりも…いろいろと懐かしい…
アルバイトでもPhotoshopとIllustratorを使うような仕事をしていて、ちょうど同割合で2つのツールを使えるようになっていました。Photoshop愛とIllustrator愛も、きっとちょうど半分ずつ。
webデザイナー時代
いよいよ社会人編です。
いわゆる「web未経験」でweb制作会社に入ったわたし。そこでの衝撃は(わたしの所属している会社では)webデザインにPhotoshopが使われていたことでした。
アルバイトを通して、写真素材中心のPOPなどを作った経験はあったのですが、これまで全く経験のないPhotoshopの使い方に驚きと困惑と発見がたくさん…!
企画書やワイヤーはIllustratorですが、デザインカンプはPhotoshop。webデザインをするためのPhotoshopスキルがめきめき向上した修行時代でした。(本当はここでFlashとDreamweaverも出てくるのですが、それはまた別のお話…)
長く携わったお仕事の一つにフォト関連のコンテンツもあり、web向きの写真補正や加工の技術もここで鍛えられたように思います。
この期間がそのまま8年。毎日のようにPhotoshopと向かい合った日々です。
大変なこともありましたが、Photoshopなしでは成立しなかったたくさんの思い出。少しずつ、確実に、Photoshop愛は育っていました。
Illustratorへの思いを抜き去って逆転!これがだいぶ長い間、わたしの「一番好きなAdobeはなんですか?」の答えになっていたんだなぁと思います。
現在
現在はというと。
少しワークスタイルに変化があったもののwebデザイナーは続けていますし、あまり利用ツールは変わらないと思いきや。ここ二年ほどで、実はわたしとAdobeツールの関係性に大きな変革が…!
それはAdobe Creative Cloudに新たに現れた素晴らしきツールたちの影響。本当はこの2つだけではないけれど、わたしにとって大きかったのはやはりLightroomとXD。
ずっとPhotoshopで加工してきた写真は、すっかりLightroomでの現像になりました。
ずっとPhotoshopで作ってきたwebデザインは、すっかりXDベースになりました。
ずっとIllustratorで作ってきたワイヤーや企画資料も、すっかりXDに…
もちろん本格的な写真やイラストのレタッチは、まだPhotoshopを使ったりします。
それでも、Photoshopを起動する回数・利用する時間が、本当に本当に減ったのです。
いま「一番好きなAdobeはなんですか?」を聞かれたら、たぶんわたしの答えは「XD!」です。
長かった蜜月は過去のものとなり、わたしとPhotoshopの距離は、このまま離れてしまうのでしょうか…
でも来年はきっと…
最近、念願のiPad Proを購入しました!そんなわけがなかった!すぐさま開&封!!
— shizooo🥞 (@shizooo85) 2018年11月7日
(昨日不覚にも寝てしまったので今日お仕事手につかない…) pic.twitter.com/51CpdAC3XN
まだあまりガツガツ使いこめていませんが、わたしのiPad Proの一画面がこちら!
Adobeのモバイルアプリだらけのページ!もちろんXDのプレビューアプリとLightroomも入っています!!Rushにもとても興味があって、どんどん使っていきたい!!!
でもそれだけではなく。来年はここに、何より頼もしいアプリが仲間入りする予定です。
それはiPad版 Photoshop CC!
デスクトップでもiPadでも同じように使える、新しいPhotoshopです。
これがリリースされたら!もしかしたら再び、わたしとPhotoshopの距離感は変わるのかも…?
来年の「一番好きなAdobeはなんですか?」の答えが何になっているか、少しわからなくなってきました。
とにかくiPad版 Photoshop CC、iPad上でさわれる日が来るのが本当に楽しみです( ˘ω˘ )