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ぞっこんカメラ02 – クラシックポラロイド SX70 –

January 26, 2016

Analog

先日、美容院で「一番入れ込んでいる趣味ってなんですか?」と聞かれ、なんだろうなぁと。
実家を出てからは、憧れていた台所道具や器を選ぶようになり…
直近では、山デビューしたくて山道具を一気に揃えてみたりもして…

でも、なんだかんだずっと好きで、ついついお金をかけてきたのは結局のところカメラかもしれません。
最近は『ぞっこんカメラ01』でも書いたミラーレス一眼のPENTAX Qばかり使っているわけですが、マイカメラコレクションには一風変わったカメラがいろいろあるんです。

そんなわけで、02では超アナログなカメラ、SX70を引っ張り出してみました。

「アラジン」という名前のポラロイドカメラ

SX70はPolaroid社のインスタントカメラです。1972年生まれ。

インスタントカメラというのは、
撮影直後にカメラからベーっと四角い白い紙が出てきて、
1分ほどで画像が浮かび上がってくるカメラのこと。
Polaroid社以外のものだと、FUJIFILM社のチェキなどが有名でしょうか。

そのインスタントカメラの元祖とも言えるのがSX70なわけなのですが、
アラジンなんていうかっこいい通称があります。
それまでにない不思議な方法で簡単に撮影できるカメラ。
SX70はアラジンの魔法の箱と呼ばれ、世界中で大ヒットした名機なのです。

魔法の箱は折り畳み式!

アラジンの魔法の箱という名前も納得。
SX70は驚くほどコンパクトになる折り畳み式。

SX70の畳み方

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これが撮影時のカメラです。この状態のデザインも惚れ惚れします。

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が、本体左側のこの部分を矢印の方向へ引くと…

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一気にこんなにぺしゃんと!
さらに屋根みたいなファインダーも畳んでしまいしょう。

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クラシカルな本のような見た目になりました。素敵!

SX70の開き方

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開く時には、まずファインダー部分を起こします。

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そしてファインダーの後ろ部分、滑り止めのような加工が入っている部分を引っ張りあげると…

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あっという間にかっこいい姿に戻ります!

クローズアップして見てみます

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赤いボタンがシャッター。
その上のダイヤルでピントを合わせます。ピントはスプリット式。

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こちらのダイヤルではホワイトバランスを整えます。
白の割合を多くすると写真が明るく、黒を多くすると写真が暗くなります。
その下の丸い部分は露出計。
ここで明るさを感知し、シャッタースピードが自動調整されます。

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そして裏側。ファインダー部分はこんなかんじ。

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これはフィルムカウンター。大変!ただいまゼロ枚です。

SX70のフィルム交換

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本体右側にある黄色い部分を押すと、ボディの前部分がパカッと開きますので、
フィルムを抜きましょう。

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ポラロイド用フィルム問題

すごく久々にこのカメラを出してみて、フィルムを抜いてみたのはいいのですが、
新しいフィルムは果たして手に入る状況なのでしょうか?

…というのも、ポラロイド用フィルムは2008年2月にフィルム製造中止が発表されました。
その後、たくさんのポラロイドカメラファンの要望を受け、
IMPOSSIBLE社から新しい対応フィルムが発売されたという経緯があります。
その後はどうなっているのか。。。

手元に1つだけ古いフィルムがあるのですが、これが最後になってしまったらどうしよう。
(そもそも保管状態が悪く、劣化している可能性が大…)

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そんな心配も無事解消。Amazonで発見しました。



よかった。これでまだ撮影ができそうです。

SX70で撮影した写真

手元にあまりなかったのですが。

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淡ーくノスタルジックな仕上がりです。好きな雰囲気。
が、ちょっとぶれやすくて…

ちゃんと新しいフィルムを買って、久々に撮って研究しようと思います( ˘ω˘ )
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