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蔵前の素敵な文具店、inkstandでこだわりのインクを手に入れる

February 27, 2017

Analog

年始に台東区・蔵前を訪れる機会があり、その時にとっても気になるお店を見かけました。

それは「カキモリ」という文具店で、おしゃれなのにどこか懐かしい外観。すっかり日が落ちて寒い1月の蔵前の街並に、優しい灯りがぼんやりと漏れている姿が印象的でした。

二軒似た雰囲気のお店が続いているなと思ったのですが、ひとつがオーダーノートを注文できる「カキモリ」。そしてその隣に併設されているのが、「inkstand by kakimori」というオリジナルカラーのインクをオーダーすることができるお店でした。

わたしと万年筆とインク

以前このブログでもちらりと書いたのですが、わたしは長くカジュアル万年筆のLAMYサファリを使っています。


過去記事:新年度スタート。頑張るための、頼りになる仕事道具たち。


インクに関しては、
  • 【Dr.ヤンセン】アンデルセン(少し緑がかった紺)
  • 【ペリカン】4001ブリリアントブラウン(やや明るめの茶)
をメインに使ってきました。

世の中にはイロトリドリの万年筆用インクがあるわけなのですが、自分で混色して好きな色を作る…というのが魅力的すぎて。
万年筆大好きなお友達と一緒に、inkstandのオリジナルインクを作ってみることにしました。

まずは予約をしましょう

インクのオーダーをするには事前予約が必要です。
ふらっと訪れてもオーダーできないので注意しましょう。
予約ページから、空き状況を確認して必ず事前予約を!

素敵なビジュアルの「inkstand by kakimori」サイトもぜひご覧くださいね〜



インク作りの流れ

店頭には色鮮やかな「混色キット」が用意されています。
まずは14色のベースカラーから、基本色を2色もしくは3色をセレクト。



わたしはブルー系のインクを作ると決めていて、
  • Dress Blue
  • Puddle
  • Smokey Black
を選びました。
小さな容器にスポイトでインクを1滴ずつ落とし、ガラス棒でよく混ぜます。



そして、ガラスペンで試し書き。
このガラスペンがまた素敵で。欲しくなってしまいます。。。



Aを1滴、Bを2滴…
いろいろ繰り返し、好きな色合いになるまでうーんうーんとお悩みタイム。



これ!という色が決まったら、スタッフさんに気に入った配合をお伝えし、オーダー完了。

今回は3人で入店したのですが、このオーダー完了後、インク製造のために30分ほど待ち時間。
蔵前にはいろいろと素敵なごはんどころがあるので、待ち時間も困りません!
軽くごはんを食べて再び入店し、できたてほやほやインクを受け取ることができました。

shizoooブルーが出来ました!

わたしのオリジナルインクのレシピはこちら!
ブルーブラックを少し明るく薄めたような色合いです。



このサイトでも使っているようなやや低彩度のブルーが好きで、自身の活動時に使うカラーは青系に統一しようと決めています。

伝わりにくい裏の意図としては、puddleを3滴というのが実はけっこうこだわった部分。
クリエイター名として使っているshizoooの3つの「o」の意味を込めたかったり。
(名前やロゴの由来とかこだわりについて、いつかちゃんと書きたい思い…!)

とにかく、なかなか満足のいく「shizoooブルー」が完成しました。
お気に入りのインクになりそうです!
今回作ったレシピは2年間お店に保管されており、リピート注文も可能とのこと。

1つ注意点として、inkstandで扱っているインクは”水性顔料インク”となります。
万年筆用として一般的な”水性染料インク”とは異なる特徴、気をつけるべき点があります。
inkstandさんのサイトで丁寧に説明されているので、こちらをご覧ください。

新しい万年筆も新調してしまった…

せっかくのオリジナルインク、使っているときにもお気に入りの色が目に入るようにしたい。
スケルトンの万年筆を新調すべく注文中。



やはりお気に入りのLamyサファリです。早く届け…!!!

おまけに美味しいラーメンも

オーダー待ちの30分は、すぐそばの「らーめん 改」で貝塩ラーメンを食べました。
まさに貝!旨味たっぷりな貝出汁とちぢれ麺がとても美味しくておすすめ!




実際に使ってみた様子は、お気に入り万年筆の話とあわせて別の機会にでも。
そして「カキモリ」のオリジナルノートも絶対に作りたいので、そちらの話もまた…( ˘ω˘ )
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