「Adobe MAX Japan 2017」
Adobeを中心とした最新のクリエイティブな話題に触れることができる、クリエイターのための祭典です。
そもそもMAX Japanを知ったきっかけ
「Adobe MAX Japan」は昨年も開催されていたのですが、信じられないことに参加できませんでした。 仕事の都合とかのっぴきならない事情とかではなく。その理由。「イベントがあることを知らなかった!」のです。(情弱とは恐ろしいものですね…)Adobe歴は正直かなり長く、中学生の頃からIllustratorとPhotoshopを触っていました。そして社会人になってからも、本当に使わない日はない仕事道具です。それなのに最新情報のキャッチアップが全然できていませんでした。
でも昨年秋は、セミナーやSNSを通じてクリエイター友達が増えてきた時期で。
(去年の開催日である2016年9月2日)Twitterのタイムライン上がなにやらAdobe関連のワードと写真で騒がしくなりました。最初はよくあるセミナーかしらと見ていたけれど、なにやら様子が違います。もっとワクワクウキウキするお祭りっぽい何かが行われている???
…気になってしまい、もうその後は夜までハッシュタグなどを追って、その楽しそうな様子に後悔に駆られる一日となりました。
なので、心から思いました。
アンテナを張って情報を集めることは本当に大切。
素敵な情報を共有してくれるお友達は本当に本当に大切。
そして、来年このイベントがあるならば絶対に行くぞ!と。
そんな思いを経て。今年はこうやって参戦レポートを記すことができます。感無量…!
早めに到着して正解でした!
イベントのスケジュール的には、受付開始が10時、開演が11時。はじめは10時半頃に到着すればいいな…と考えていました。しかし前日の夜にこんな情報を見かけて…!
Adobe MAX Japanは何時に行ったらいいか? 結論は朝10時前。
— 池田 泰延 (@clockmaker) 2017年11月27日
11時の基調講演で混むのは明らかなので、早めに行くと吉。
ちなみに私は朝9時に行きます#MAXJAPAN #maxjp #adobemax
Webデザイナー/デベロッパーは必読のICS MEDIAを運営している、株式会社ICSの代表である池田さんのツイートです。池田さんは昨年のMAX Japanはもちろん、本場アメリカのMAXにも何度も参加されている、MAX関連の大ベテラン。(MAX Japan当日の様子も、美麗な写真とともにたくさんツイートをされていて素敵です!)
この助言ツイートを見て「これはあぶない!」と少し早めに出発することにしました。
結果、9時45分頃に会場パシフィコ横浜に到着。

受付の待機列に並ぶことに成功しました。
今、列と書きましたが、正しくは「長蛇の列」。受付開始時間前なのに、既にものすごい数のクリエイターが集結していました!さすが人気イベントです!!
予想を上回る規模感に少し焦りつつも、無事入場手続き完了。

入場時にもらったプログラムとパス。かっこいい!

オリジナルバック(先着2000名だったようです)もしっかり入手。フォント関連のパンフレット類やあこがれの「500色の色えんぴつ」が入っていて嬉しかったです。しかも人によって色がランダムだったようで、わたしは大好きな青系のカラー!
良席でKEYNOTEを堪能
入場後はそのままKEYNOTE(基調講演)の会場へ。会場は予想以上にとても広くて、たくさん並んでいた人たちはどこへ?というくらいまだまだ席が空いているように感じました。舞台下手側のかなり前の席を無事に確保。

プログラムを確認したり、びっくりするほど大きなモニターに投映される美しい作品を眺めていると、開演の時間。
KEYNOTE感想メモ
(いろいろ長くなってしまいそうなので唐突な箇条書きレベルメモ…)- オープニング映像が最高にかっこよい。大型モニター(なんと横幅25m)の迫力と、会場全体を震わす音響すごかった…!
- 佐分利ユージン氏による挨拶。なんと申込数は5000人だったとのこと。コミュニティエバンジェリストも紹介。名を連ねていた方々、本当にすごい!
- ブライアン・ラムキン氏によるトーク。英語力が激弱ながら通訳機を借りなかったので不安ながら、とてもゆっくりはっきりわかりやすくお話してくれて安心した。目があった気がする(笑)
- 各製品の最新情報。本国MAXの中継やレポートを見ていたので知っている情報ながら、ばっちりおさらいできた。製品担当者さん、みなさま革ジャンドレスコードで登場し素敵だった。
- ワンモアシング(Adobe Sensei)の話。こちらも本国MAXの情報で知っていた内容ではあるけれど、Senseiパワー炸裂のデモを目の前に圧倒されまくり。未来のSensei機能の搭載が待ちきれない!
- 落合氏のインスピレーショントーク。テクノロジーの自然化の話は、普段自分でアンテナを貼っているところとはまったく違う刺激。ここでもたくさんの未来を感じた。
ストアの行列と戦ったランチタイム
KEYNOTE終了後のランチタイム。企業のランチセッションも複数用意されていて大変行きたい気持ちがあったものの、真っ先にAdobeグッズを狙って「MAX Store」へ!
ストアは案の定の行列で、最後尾に到着した時点でなんと「1時間待ち」案内。でもこの時間を逃すと他に並べるタイミングがないかも…とランチセッションと昼ごはんは断念。
並んでる途中に「この時間でのクッションの在庫は完売」のアナウンスには心折れそうになりつつも粘り…結局、並び始めてからおよそ50分でグッズをゲットすることに成功しました!
Photoshopクッションは手に入りませんでしたが…こちらが戦利品です!トートバック素敵!!

充実のブレイクアウトセッションタイム
わたしが参加したブレイクアウトセッションは次の4つ。Adobe XD 101:明日から完全に使いこなす基本操作から応用テクニックまで
轟啓介さん(アドビ システムズ)湯口りささん(RsStudio)
「webと一緒に紙媒体も頼まれた!」 さぁどうする? – やさしく始めるwebデザイナーのための印刷講座
松久剛さん(SCREENグラフィックソリューションズ)田島ちはるさん(HUMORE)
伝言ゲームをなくしてデザインの質を高める!Adobe XDを使ったライブデザインのコツ
池原健治さん(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)もっと楽するweb制作!Illustrator & PhotoshopのCreative Cloud神ワザ集
北村崇さん(TIMING DESIGN)魅力的すぎるたくさんのプログラムの中から、たった4つを選択するのは辛すぎました…アーカイブ動画が配信されることを切に願っています。
1コマ目のセッション移動を大失敗
参加した各セッションについては、別エントリーで書こうと考えています。ここでは反省点を。MAX Store待機に時間を飲み込まれた結果、そしてわたしのドジ力を最大に発揮した結果(会場番号を見間違えました)、なんと1コマ目のXDセッションはサテライト会場でモニターを通して…現地にいながらのライブビューイングはかなりかなり切ないものがありました。
余裕を持って移動をするべし!です。
以後のセッションはそれを心がけ、良席でしっかりと聴講することができました。
なかなか慌ただしい休憩時間
ただ、上記の「余裕を持って次セッションへ移動」の弊害として。休憩時間を上手く活用することができず、とても楽しそうな展示・企画を楽しむ時間が確保できませんでした。
「Creative Cloud工房」なども混雑していて、これをやっているとセッションに間に合わない…と断念。企業ブースもかなり気になるものがありつつものぞけず…
それでもこれだけはやりました!

絶対に描きたかった落書きボードです。
右下のしろくまサイン。MAX Japan参加の痕跡を無事残してくることができました。知人のサインをいろいろ発見することができたのも楽しかったです。

話題の貂明朝のサインもありました!貂がかわいい!
イベントの締めくくりは楽しいBEER BASH
イベントの後夜祭のような、最後のパーティタイム「BEER BASH」。どこを見てもクリエイターだらけの空間で最初から最後まで大盛り上がり。オリジナルカクテルはPhoshopをセレクト
楽しみにしていたオリジナルカクテルは、無事に飲むことができました!
Bombay Sapphireによる4種類のジントニックの中から選んだのはPhotoshop。バーテンダーさんが注いでくれているときから、とても華やかな香り。
グラスを受け取ったら、別テーブルでカスタマイズ。ドライフルーツやハーブをプラスして、自分自身でカクテルを仕上げる形式になっていました。

本当はXDとPhotoshopで最後まで迷ったのです…でも、一緒にいたお友達がXDを頼んでくれて、無事に両方を写真に収めることに成功しました。どちらもきれいな色。

トッピングして、わたしのPhotoshopカクテルが完成!大人っぽい!!
柑橘系の香りがプラスされ、とても美味しいジントニックでした。
ステージの盛り上がりを背景に、コミュニケーションタイム
ステージ上ではいろいろなプログラムが展開されていました。ステージ前は大混雑だったのもあり、盛り上がりの雰囲気を楽しみつつ、どちらかというとおしゃべりに花が咲いた時間でした。なんといっても会場にいる人たちみんながクリエイター!
仲良しな人、お久しぶりな人、遠方から来た普段なかなか会えない人、日頃から素敵な作品が気になっていたクリエイターさん、登壇者さん、お友達のお友達。美味しいお酒を片手に、乾杯して、名刺交換して、お話して…楽しい時間を過ごすことができました。
とはいえ、SNSなどを通じて参加されていることはわかっていながらも、お話できなかった人もたくさん…半日くらいBEER BASHしていたかった。そんな思いでした(笑)
「MAX Challenge」のグランプリ発表
忘れてはいけないこの企画も、BEER BASH内で盛り上がっていました!イベントの事前企画として、MAXロゴを使ったオリジナル作品を募集していた「MAX Challenge」のグランプリ作品発表。
三部門それぞれのグランプリに輝いたクリエイターさん、本当におめでとうございます!
「グラフィック部門」のグランプリ作品、Ryota Tatsumiさんのお寿司のロゴ、とてもとても好きでBehanceでも事前にいいねをしていました。MAX寿司、食べたいです…!
※ちなみにちなみに、わたしもこの「MAX Challenge」に挑戦。2作品応募していました。そちらについてはこちらの記事でぜひ!
会場大興奮の抽選会
BEER BASHのラストでは、超豪華プレゼントがたくさんの抽選会がありました!入場時に配布されていた抽選券を、事前にBOXに入れておき参加できる仕組みだったのですが、わたし自身はこれをすっかり入れ損ね(涙)でも、先に帰ることになってしまったお友達の分を引き受けたので、抽選番号が読み上げられる度、存分にワクワク&がっかりを繰り返させてもらいました!
- 500色の色鉛筆(大昔からずっと揃えたいけれど、手を出してはいけない気がしています)
- モリサワパスポート(これは全員欲しいに決まってますよね?)
来年も参加できますように…
こんな形で。ノンストップで盛りだくさんなコンテンツを楽しみ、主役のひとりになれた一日!
充実すぎる内容ゆえ、セッションをとるか、コミュニケーションをとるか、その他の展示企画を楽しむか…日中の時間の配分はかなり苦しくもありました。(せっかく会えた友人とゆっくりお話したかったのに、バタバタ移動してしまったシーンもあり申し訳なかったり…)
でも、空間から、音楽から、熱量から、様々なプレゼンテーションから、集まった大勢のクリエイターから。受け取る創作意欲、刺激は本当になにものにも代えがたい体験でした。
もし来年もあるならば、来年も絶対に参加します!
そして、当日の浮かれツイートやこのブログを目にした「まだMAX Japanに参加したことのない人」が、去年のわたしのように悔しい思いを感じたら…
どうか2018年のMAX Japan会場でぜひ、この興奮を共有できますように( ˘ω˘ )