クリエイターが主役になる1日。普段、縁の下の力持ち的に様々なアウトプットを創出しているクリエイター。そんな彼らが主役となる日本最大のイベントです。そして開催日時は2017年11年28日(火)11時から21時まで。まさに1日中ですね!
タイムスケジュールの大きな流れは
- KEYNOTE (基調講演。落合陽一さんのお話、楽しみです!)
- SESSIONS (参加したいセッションがありすぎて困っています…)
- BEER BASH (オリジナルカクテルが絶対飲みたいです!)
上記以外にも、アドビのモバイルアプリなどでオリジナルアイテムを作れる「Creative Cloud工房」、ツールでの制作について質問できる「Adobe Forum REAL」などのブースも気になります。アドビアイテムが購入できる「MAX Store」は絶対行かねば…!
そして、この記事の本題は「MAX CHALLENGE」のこと!これはイベントに向けて事前に行われた企画で、「Adobe MAX」のロゴをテーマに、オリジナル作品を応募するコンテストでした。(2017/10/31で応募は締め切られています)
『Adobe MAX Japan』当日がわくわく待ちきれなかったわたしは、この事前企画にもはりきって参加したのでした。
「MAX CHALLENGE」ってどんな企画?
詳細や細かなルールはこちらのブログに書かれていますが、ざっくり言うと、Adobe MAXのかっこいいロゴをいろいろと加工して自分らしい作品を作る!というコンテスト。- グラフィック部門
- アニメーション部門
- Adobe Stock 部門
考えたこと、使ったもの
これまでコンテストの類に応募することが少なく、お題を与えられつつも、かなり自由にクリエイティブできる貴重な機会。『Adobe MAX Japan』にふさわしいものでありつつ、自分らしさが出せるもの、自分の好きなもの…を表現しようと思いました。
キーワードをたくさん出す
まずは食べものや趣味や色や形や…とにかくいろいろな「好きなもの」のキーワードをいろいろと出してみました。(それだけでもウキウキする楽しい作業!)同じように『Adobe MAX Japan』に関するイメージや、連想されることを言葉にしていきます。
デザインアイデアは紙に落書き
出てきたキーワードを組み合わせたり、さらに連想したワードを出したり、MAXロゴを眺めていると、なんとなく「こんな絵にしたい」…のアイデアが。それらを紙に落書きしてなんとなくのアイデアを形にしていきます。(あまりにも落書きなので掲載はしません…!)写真素材はAdobe Stockで
そして、素材になりそうな写真探し。写真を撮ることも好きなので、本当は自分で撮影したものを使いたい思いもあったのですが。今回作りたいイメージを考えると、時間的にも物理的にもなかなかゼロから撮影するのは難易度が高い…そこで、今回は「Adobe Stock」を使うことにしました。
最終的なグラフィック制作はPhotoshopで
最も好きなAdobeツールはPhotoshopです!(もちろん他のツールも好きですし、最近XDとLightroomにも傾倒していますが…)今回もメインツールはPhotoshop。ごく一部、Illustratorでパーツを加工したりもしています。
応募作品「sparkling」
※作品はBehanceに投稿しています作品に込めた「好きなもの」
鉱石や鉱物が好きです。ロマンを感じます。宮沢賢治の作品が昔から大好きなのですが、物語の中で鉱物の名前が出てくることが多いのです。風景や心情を鉱物で喩える美しい文章が出てくる度に、その情景を想像するとため息が出てしまいます…。
そんな、ちょっとだけマニアックかもしれない「好きなもの」をテーマにしてみました。
鉱物図鑑(こういった類の本もとてもとても好きです!)などを見ても、鉱物には本当にいろいろな種類、特徴、美しさがあることがわかります。そしてそのままでも自然な美しさを持ちつつ、加工したり磨いたりしてさらに美しく輝く宝飾品になる鉱物も。
こんな鉱物は、様々なクリエイターとクリエイターが生み出すアイデアや作品。そして、多種多様なAdobeのツール。これらのイメージと重なるな、と。
たくさんのクリエイターとたくさんのAdobeツールの可能性に出会える『Adobe MAX Japan』を上手く表現できたのでは、と思っています。
使用したAdobe Stock写真
こちらをはじめ、いくつかの鉱物の写真を元に制作をしました。作品のポイント
鉱物のゴツゴツ感を出したくて、文字からはみ出す部分も表現
写真っぽさを和らげて雰囲気を出すためにブラシでペイントをプラス
鉱物部分の鮮やかさを強調するために、鏡面反射のような影を追加
鉱物のカラーはAdobeの各種ツールに見立てて
応募作品「climber」
※作品はBehanceに投稿しています作品に込めた「好きなもの」
基本インドアなわたしですが、趣味のひとつに「山登り」があります。日帰りで行けるような山で、かつ冬には登らない…そんな「ゆる登山」ではあるのですが。体を動かしたいというより、自然を楽しみたい、良い景色を見て写真を撮りたい、というのが動機かも。八ヶ岳や南アルプスの山々の雰囲気が好きです。「山登り」は苦しいシーンもあるけれど、山頂での達成感や美しい眺めは素晴らしいものです。もちろん、登頂だけが喜びではなくて、道中に出会う様々な自然や体験も。
たいていどんな山にもいろいろなルートがあります。携えている道具も、ペースも人それぞれ。ひとりで行く人も、団体でピークハントに挑む人もいます。途中で様々なコミュニケーションが生まれたりもします。
それってなんだかクリエイティブと似ている。そんな考えを反映した作品です。
使用したAdobe Stock写真
この2つの写真を選びました。作品のポイント
2つの写真を加工、合成してイメージに近づける
さらに頂上を目指す人たちのシルエットを加えてテーマを表現
Behanceには夜明けや深夜を表現したサブ画像もセットで掲載
気になるコンテスト結果は…
コンテストに応募するからには何か結果を出したい思い…だったとはいえ、本当にクオリティ高い作品がたくさんの厳しい戦い。先日、こちらの記事でファイナリスト作品が発表されていました。
個性的で美しい作品ばかり…!
わたしの作品は選考には残れず…でしたが、お題をもとに自由にグラフィックを作成するわくわく、他の人の作品に刺激をもらえるわくわくを味わえる素敵な機会でした。
シンプルでかっこいいロゴが、本当にいろいろなアイデアで様々な表現の作品になっていておもしろいのです。ぜひAdobe MAX CHALLENGEのBehanceから見てみてください!
イベント当日は、ファイナリスト作品の中から、各部門ごとのグランプリが「BEER BASH」で発表されるそうです。どんな結果になるのでしょう…!
応募いただいた作品は 11月28日(火)Adobe MAX Japan の会場にて投影されます。そして、これはどの作品が対象になるのかしら???もしも自分の作品がイベント会場を盛り上げる一部になれたら感動しそうですね…
実は、応募にあたりの目標は、この「イベント会場で作品が投影される」だったのです。作品を作る際にも、このことを意識しました。
自分の好みとしては、もう少し淡い色合いにしたい、彩度を下げたい…と感じるところも、投映されたときに鮮やかなほうが映えるだろうか…そんなことを想像しつつ、最終的な色合いを判断しました。
そんなわけで会場やMAXロゴの投映はどんなものになっているのか…そこも当日の大きな楽しみ!
課題も見つけた
今年の「MAX CHALLENGE」は3部門制になっていました。せっかくなので他の部門にも挑戦したかったのですが…いろいろとアイデアはあったものの納得の行く形にできず…応募に至れなかったのが残念。
特にアニメーション部門。
web制作においても「アニメーション」は気になっている技術。挑戦してみたく、少し作ろうとしてみたものの、思ったような動きを表現できず…「アニメーション力」の不足を痛感しました。
応募された作品を見ると、アニメーションと言っても発想や表現の切り口は本当に様々。
クリエイティブの幅を広げるためにも、たくさんの作品を見て、ツールの知識も高め、何よりいろいろ作ってみて、アニメーション修行を重ねなくては!と感じました。
チャレンジはきっと成功
「MAX CHALLENGE」にチャレンジしたのは。イベント当日「行く」「聞く」「楽しむ」だけではなく、何か「作る」形で参加したいという思いがあったから。
普段なかなかこういうコンテストに応募すること、アウトプットすることをしないので、まさに良いチャレンジに。
そして、Behanceデビューできたのがとてもうれしいです。今後もここに掲載できる作品を作っていきたい…!
(はじめてのBehanceのいろいろは別途書きたい思いです。)
そんなわけで『Adobe MAX Japan 2017』まで、本当にあとわずか!イベント当日も存分に楽しみます( ˘ω˘ )!